ふぐの調理師免許の申請から取得するまでの方法
寒くなってくると食べたくなってくるのが「お鍋」ですよね。その中でも、高級として扱われるのは「ふぐ鍋」です。市場や百貨店に行くとトラフグが一匹そのまま売っていることがあります。ふぐの免許を持っていたら捌けるのに…と思っている人や、ふぐ免許の取得に興味がある人もいると思います。今回はそんな人に為に、ふぐの調理師免許(ふぐ解体許可書)を取得するまでの流れを教えます。
ふぐの免許を取るためには「学科講習」と「実技講習」を受けなければいけません。都道府県によって難易度が違いますし、取得するのに2年以上のふぐの取り扱ったという経験が必要な所もあります。私がふぐ免許を取得したのが大阪府なので、大阪府のバージョンで取得の流れを説明したいと思います。
初めに…
ふぐ免許を取得するための最初のステップは「書類を取りに行く」です。免許を取得したいけど、何から始めたら良いかわからない。という人が結構います。各都道府県のホームページに書かれていますが、ふぐの免許を取るチャンスは年に一回しかありません。大阪では9月過ぎから申請が始まります。なので、その時期に書類を取りに行き、府庁や県庁に書類を提出することが第一歩です。
どこに取りに行くの?
書類は時期になると、保健所でもらうことができます。全ての保健所でもらえるわけではないので、詳細は都道府県のホームページで確認して下さい。
保健所に行くと普通にもらえます!!
書類を府庁に提出するのが申し込みになります。このとき、書類と一緒にお金が必要です。(受講料1600円+テキスト料4000円)
すると…こんなテキストがもらえます。
*このとき、【学科講習】と【実技講習】の受講日を言わなければいけません。両方とも平日に行われますので、仕事の予定は調整しておいた方がいいと思います。
【学科講習】
10月20日前後に半日だけの学科講習があります。1日目の午前・午後、2日目の午前・午後と4つありますので、どれか都合の良い時間で講習を受けます。(日にちは毎年微妙に異なりますので、ご確認ください。)
このとき、申し込みの時にもらったテキストと筆記用具が必要になります。
事前の学習は必要ありませんが、講習終わりにテストがあります。講習をしっかり聞いておけば合格できるテストです。万が一、点数が悪かったら、実技講習の後に追試があるみたいです。
【実技講習】
最後にふぐを実際に捌く実技講習があります。実技も選べる時間帯が2日間の午前・午後の4回あります。だいたい11月上旬に行われます。実技ではいろいろと持ち物が必要ですので注意して下さい。
☆持ち物
(必要なもの) (あったら良いもの)
・刺身包丁 ・マスク
・出刃包丁 ・布巾(数枚)
・白衣 ・軍手(ふぐが滑るため)
・受験票 ・保冷バック(ふぐを持って帰るため)
・認め印
・お金
自分が捌くふぐは購入しなければいけません。5500円です…正直高いです(-“-)
実際に一人一匹捌くのですが、今まで捌いたことがなくても、下手くそで全然捌けなくても大丈夫だと思います!笑 たぶん…誰一人落ちる人はいないと思います。
最初に、プロが捌き方を教えてくれて、それを見よう見真似で捌いていきます。捌き方にもポイントがありますので、そのポイントはまたご紹介します。
全てふぐを捌くことができたら、先生のところに持っていき、口頭質問を受けて調理終了です。ふぐは持って帰ることができます!!
【免許状の交付】
実技講習が終わると、最後に免許状の交付があります。名前が入った免許状を受け取って終了になります。ふぐ取扱登録者証(ふぐを販売する人)はここで登録する必要があるので、さらに登録料4300円かかります。結構お金がかかるもんです…汗
これで無事にふぐ免許を取ることができました!!